佐藤 タイジ


Message 1

2011.05.06

 

ボクたちがひとつになれる時が来ました。

ある老メディスンマンの言葉を思い出します。

彼はダンキンドーナツでコーヒーを飲みながら真剣な顔で

こう言いました。

「タイジ、よく聞きなさい。愛はす~べての中心なんじゃよ」

救いの妖精はそこにいると思います。

Message 2

2011.06.06

 

チャリティーライブ情報

日本の危機ですがみなさん無事ですか?ボクは元気です。

ところで本日(3/17)チャリティーUSTライブを

アコースティックでやります。

USTでも見れるのでご自宅でぜひ参加してください!

下北沢に来る際はくれぐれも気を付けてください!

東海地震もかなり怪しいので避難準備とマスクはおこたりないように!

ちなみにオレはバッグパック用意しましたよ。

愛と勇気と知恵と救いの精霊を! 原発に変わるエネルギーの議論もしなきゃね!

タイジ

■タイトル: 東北地方太平洋沖地震チャリティライブ LIVE FOR NIPPON

■時間: 開場19:00 開演19:30

■入場料 前売り/¥3000(ドリンク別) 当日/¥3500

(ドリンク別) ※入場料は全額震災地へ寄付いたします。

■司会: 佐藤タイジ(THEATRE BROOK)×中村勉

THEATRE BROOKA&R

■チャリティライブGUEST: うつみようこ / 武藤昭平&ウエノコージ

 / Leyona

USTREMアドレス http://ustre.am/vIMh

■その他のお願い

 電池、携帯電話の充電器、服、テント、靴などを回収し

 郵送をしますので、恐れ入りますがご協力ください。

■問い合わせ

 下北沢風知空知

 TEL:03-5433-2191

【注意点】

USTREM配信は低画質になること、

回線途中で切れる可能性がありますのでご了承ください。

※震災の影響、放射能の問題などで

やむを得ず中止・中断の可能性がありますことをご了承ください。

Message 3

2011.06.06

 

「ジョニーウィンターのチケット余ってるんやけどタイジくん行かへん?」と最近よく一緒に演奏しているウツミヨーコ姉さんに誘われてZEPP東京に行った。

67歳のジョニーウィンターのスライドギターはヤバかった。

帰りに新橋で一杯飲んで行こうってことでしぶ~い居酒屋に入った。

すると彼女はホウボウの刺身を食べながら

「今週末、津波にあった塩釜でカメラマンの平間至さんのイベントが

あんねやけど私演奏しに行くねん。」

平間至さんはオレも知っている。しかも週末は空いている。

「ヨーコ姉さん!オレも連れていってください!」

そんないきさつで先週末いわき市のバロウズって店と

塩釜のホームセンターの駐車場で演奏してきました!

朝、高野くん(nil&JUNEJULYAUGUST)が迎えに来てくれた。

「おはようございます。はじめまして!」

とても感じのいいヤツだ。高野くんのTOYOTAも乗り心地いいし

この旅は楽しみだ。

ヨーコちゃんを拾って一路いわき市へ。

途中のSAで平間さんとATSUSHIくん(DRAGONASHのダンサー、

今回の企画は彼と平間さんが言い出しっぺ)と清作くん(MONGOL800)と合流。

談笑しているところに強めの余震。震度5。高速道路から追い出される。

昼飯休憩していると一時間程で高速道路復活。今日本の高速道路維持システムは間違いなく世界一だな~なんて考えていると

いわき市に到着。

いわき市には強風に迎えられた。すごい風だった。何だったのだろう?

予定よりかなり遅れたせいでせわしない感じで

迎えのスタッフがやってきた。

バロウズに着くとGIPのスガちゃんたち(アラバキロックフェスの主催者)が出迎えてくれた。挨拶もそこそこに楽屋入り。お客さんはもうパンパンに入っている。

一息つく間もなく高野くんが発射。初めて聞いたが彼はいいミュージシャンだ。その後ウツミヨーコがピンクレディの「UFO」をカバー。彼女の「UFO」は必聴モノ。

「地球の男に飽きたところよ!AH!」

は今彼女が歌うことでホントの意味を持っている。

でオレの出番。「COME TOGETHER」とこないだのライブフォーニッポンで発表した「KEEP ON ROCKININ A FREE WORLD」の替え歌を披露。ちなみにこの曲YOUTUBEに上げたので見てください!

http://www.youtube.com/watch?v=sxfKU7EuKy4

そして「インディーズ電力のススメ」をMCして

「ありったけの愛」で締め。

「インディーズ電力」とは簡単に言うと地域ごとに独立した小さな電力会社のこと。原発に反対するだけじゃもう間に合わない。市民の求める電力を地域にあった方法で市民の力で作り出そう!って話。被災地の雇用対策にもなるもんね。

するとお客さんの中に懐かしい友達を発見。元スタイリストの平間くん(カメラマンの平間さんとも友達)は結婚して地元いわき市に引っ越し、バロウズの近くで焼き鳥屋をやっているのだ。

ATSUSHIくんと清作くんのデュオでイベントは終了。

焼き鳥屋の平間くんと旧交を温めていると、

「インディーズ電力すごいいいと思いました!ありがとう!」

ってたくさんのいわき市民に声をかけられた。すごい嬉しかった。

ロックやっててよかった。

今回は焼き鳥も食べずに塩釜に移動だったから次回はぜひ平間くんの焼き鳥を食べたいものだ。

宮城に入ると高速道路はちょっとガタガタしだす。だがアフリカや南米に比べると全然マシ。日本の道は美しい。

塩釜に着いたのは暗くなってからだったが、ありえない所に車があったり道路に漁船が横たわっていたり、どうやらとんでもないことがここであったんだなと実感する。

明日の為に飲もうぜ!ってことで平間さん(焼き鳥じゃなくてカメラマンの方ね)の行きつけレゲエバーへ。

ご実家が塩釜の平間さんは3月に来たときに街で営業していたバーはこのレゲエバーだけだったと教えてくれた。煙を吐き出すボブマーレイと目があった。

このバーでCARAVANくんと久々に合流。みんなで明日の成功を祈って乾杯。

オレ達ウツミヨーコ組は平間さんのご実家に泊めてもらうことになっていた。夜遅くにホントに申し訳ないと思いながら…とても大きな家でしかも居心地いい。

「なんか修学旅行みたいだね!」とオレ。するとヨーコちゃんが

「修学旅行は男子と女子が同じ部屋で寝ないやろ!」確かに。だが平間さんのご両親が用意してくれたお布団はとても暖かかった。ぐっすり寝た。

朝起きると、平間さんのお母さんが朝食を用意してくれていた。すごいうまかった。お母さんはとてもきれいなかわいい方で

「塩釜は石油コンビナートが三日三晩燃えていたんですよ」とか

「うちのピーちゃん(平間家の老犬)も昔はピョンピョン跳ねる元気な子だったんですよ!」なんて話をしてくれた。ホテルより断然よかった。ありがとう平間さん。お世話になりました。

GIPのスガちゃんが塩釜の被害の状況を見る為に案内してくれた。明るくなって見る街の様子は更にすごかった。

第一回アラバキロックフェスをやった夢メッセは無惨な姿になっていた。とんでもない量の水が街を飲み込んだのだ。時計は14:46で止まっている。

海沿いのエリアはさらにとんでもないことになっていた。

道は車が走れる程度に瓦礫は片付いているが、自衛隊はギンギンに活動中。心からありがたいと思う。

土台だけ残った家の跡にピアノがポツンと残されている。砂浜には船で運ぶコンテナがブッ刺さっている。猿の惑星みたいだ。

辺りは少し変な匂いもする。感染症がはやっているらしい。

一瞬で全てが流されたのだ。

もうそれ以上見れなかった。涙が止まらないからだ。今でも思い出すと涙が止まらない。あそこにはかつて幸せな家族の生活がたくさんあったのだ。

一瞬でなくなってしまった。

少し高台の家は無事なのだ。残酷にもほんの1メートルの違いなのだ。

平間家が高台にあってよかったと、この時やっと思えた。

避難所(体育館)で炊き出しをやるから手伝いに行った。するとなんか見たことあるを発見。BACK LASHの片山くん(ロック系洋服屋)ではないか。恵比寿の「蟻月」の炊き出しチームで来ていた。ちなみにこの「蟻月」の鍋はメチャクチャ美味かった。(あ、もちろん避難所の皆さんの後で余ったのをいただきました)

ここで平間さんは塩釜市長の佐藤さんを紹介してくれた。佐藤さんはニコニコしながらみんなと一緒に鍋を食べていた。とても優しそうな人だ。オレは佐藤さんが鍋を食べ終わるのを見計らって話し掛けた。

「市長、私アイデアがあるんですけど聞いていただけますか?」

「はいはい、なんですか?」オレは「インディーズ電力」の話を市長にした。すると市長の目は一瞬で鋭くなり、それまで優しかった表情は一瞬で真剣な表情になった。

「仕事を失った人がたくさんいます。安全なエネルギーという視点からも、雇用対策としても悪くないアイデアですね。」

と、真剣に受け止めてもらえた。嬉しかったので一緒に写真撮ってもらった。添付してあるのがその写真である。

先のライブフォーニッポンで福島出身の渡部俊美くんが「話し相手と聞き上手が必要」と言ってたのを思い出し、老若男女にかまわず話し掛けた。あるおばちゃんが「塩釜神社は今桜がきれいだから行った方がいいよ。」と教えてくれた。ウツミ組とCARAVAN組で塩釜神社に行った。

天国のように美しかった。

小高い山の上にある塩釜神社は完璧に手入れされた日本庭園と満開の桜でブッ飛びの美しさなのだ。先ほどの海沿いの景色とのギャップの激しさにめまいを覚えるのだが、あまりの居心地の良さにボーッとしていた。

きっと太古の昔からこの土地の人を癒し続けてきたのだろう。腰の座った癒しパワーがハンパなく溢れている。

塩釜神社はホントに行ってよかった。美しいと思うことで人は癒されるからだ。

イベント会場のホームセンター駐車場にはにわかに人が集まってきていた。

キャンドルジュンもここで合流だ。彼は別の街で炊き出しをやってきたらしい。

ジュンと被災地でイベントやるのは中越地震の時以来だ。

CARAVANがトップバッターだった。そういえば、この二日間とも無電気ライブだった。いわき市は屋内だから大丈夫だったが、吹きさらしの野外駐車場で無電気は声の小さい人にはちょっと過酷だっただろう。だがCARAVANは大きな声だった。

一際デカイ声で歌っていたのは、どうやら地元バンドらしかった。やはり地元のヤツらが一番デカイ声を出さないとね!

オレとウツミヨーコと高野くんも相当デカかったと平間さんが言っていた。この日は練習して三人で一緒に「UFO」「津軽海峡冬景色」

COME TOGETHER」「KEEP ON ROCKIN IN A FREE WORLD」「ありったけの愛」を演奏した。今思うとこの曲順はいったいなんなんだろう。いくら非常事態とはいえすさまじい曲順だ。

だがオレが一段と声を張り上げたのは「インディーズ電力のススメ」のMCの場面だ。

ウケた。

ドッカンドッカンだった。

だがオレは真剣だった。笑ってくれたのは嬉しかったが、被災地にこそ新しいエネルギーと新しい仕事が必要なのだ。何で発電するかはみんなで相談すればいいのだ。自分達が自分達の責任で自分達のエネルギーを作る時代が来たんだ。

世界の未来をオレ達で変えることができるのだ!

今日本人がどんな未来を描くのか世界中いや宇宙中が冷ややかな目で見ている。

この試練が我々日本人に与えられたのには、意味があるのだ。

未来の教科書には

2011311日、この日を境に世界は変わりました。」

きっとそうなる。

オレはロックスターになりたいと思ったからなれた。人間は思った通りにしかならないものだ。だからみんなで「世界は変わる」と思わないと世界は変わらないのだ。

イベントは清作くんの歌とATSUSHIくんの踊りで大団円を迎えた。清作くんの最後に歌った曲はいい曲だった。彼に「あれいい曲だね」と言ったら、「ホントですか?スゲー嬉しい!」って子供みたいに喜んでた。

この旅はとてつもなく貴重な体験だった。この旅の前と後では少し違う人間になっていると思う。

このイベントを企画してくれた平間さん、ATSUSHIくん、結局ずーっと運転してくれた高野くん、そして誘ってくれたウツミヨーコ姉さん、ホントにホントにありがとうございました!

オレは孫正義さんの「新しいエネルギーの為の財団」に賛成します。